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横浜鈍宅之図

横浜鈍宅之図

作者名貞秀

時期文久元年2月(2,1861)

  • どんたくとはオランダ語でゾンターク(Zondag)日曜日のこと(土曜日を半ドンというが如し)。休日を楽しむ外国居留民の遊歩を描いたもので、先頭よりふらんす人、おろしゃ人、あめ里可人、いぎりす人、おらんだ人の5ヶ国人である。
  • 右端の「ばばけせきはうす」(ケセキのハウス)とは、2階建ての英一番館のことである。ジャーディン マセソン商会の最初の日本支店長として着任したウイリアム ケゼックは横浜っ子からケセキと呼ばれていた。ばばとは、ハーバー(Harbor=港)のことで、ケゼックは「ばばけせき」(港のケセキ)と呼ばれていたのであろう。
  • 左に見える突堤は外国波止場で、現在は、外国航路の大桟橋となっている。